デュビクセントの講演会に参加しました - とみよしクリニック|愛西市、弥富市、津島市の耳鼻咽喉科・皮膚科、土曜・日曜日も診療しています。  

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デュビクセントの講演会に参加しました

こんにちは。
名古屋でも、桜が開花したみたいですね。

皆さま、健やかにお過ごしでしょうか。
私は、おかげさまで、元気にやっております。

さて、先月、アトピー性皮膚炎の治療薬 デュビクセントの3周年記念全国講演会があり、自宅で拝聴しました。

 

デュビクセントとは、アトピー性皮膚炎に関わるIL-4とIL-13という物資の働きを抑えることで、アトピー性皮膚炎の患者さんで起きている皮膚の炎症という余計な反応を抑える新しいタイプのお薬(注射薬)です。

アトピー性皮膚炎という病気は、湿疹が繰り返しできる病気ですが、治療の基本は、ステロイド外用薬を適切に塗り、早く湿疹を治すことです。
そのほかに、紫外線治療、カルシニューリン阻害薬軟膏外用、ヤヌスキナーゼ阻害薬軟膏外用、シクロスポリン内服などの治療もあります。

しかしながら、そのような標準治療を適切に行っているにも関わらず、繰り返し、治りにくい患者さまもある程度いらっしゃいます。

そのような患者さまに、デュビクセントという注射を使えるようになり、三年が経過しました。いまは、ペン型で、診察室で何回か練習すれば自己注射が比較的楽に行えるタイプの薬剤を使うことができます。

遅ればせながら、、、とみよし皮膚科クリニックでも、デュビクセント治療を開始させて頂きました。

実は全てのアトピー 性皮膚炎の患者さまにデュビクセントを使えるわけではありません。
15歳以上で、半年以上、十分な強さのステロイド外用薬等にて治療を行っているにもかかわらず、比較的広範囲に強い湿疹がある患者さんに限り、保険適応があります。(投与に際して、必要な条件が決まっています。)
加えて、自己負担額も大きいために、健康保険組合に問い合わせて各種サポートが必要になる方も多いです。

まず、ステロイド外用薬中心の標準治療を行って頂き、治りにくい患者さまに関しては、クリニックで相談し、使用できるか決めていきます。

まず、ステロイド外用剤を適切に使用することが、大切であることは変わりありません。
とみよし皮膚科クリニックでは、全身型のナローバンドUVB治療機やエキシマライトという紫外線治療機のご用意もあります。
それらを使っても、治療が難しいときは、デュビクセント治療も選択肢に入れても良いと思います。

そうそう、先月のご講演では、アトピー性皮膚炎の三位一体理論ー痒み、皮膚バリア障害、免疫異常(Type2炎症)ーについて、京都大学の椛島先生、浜松医科大学の本田先生、岡山大学の森実先生、三重大学の山中先生から、分かりやすく解説して頂きました。
後半は、各ブロックに分かれて、具体的な治療の実際のお話を伺いました。
個人的に、帝京大学の鎌田先生とNTT東日本関東病院の五十嵐先生のご講演が好きなので、お二人の先生のご講演を拝聴いたしました。

あ、、、
また長くなってしまいました。

今日は、富吉駅前の台湾料理 天豊さんでランチを頂き、クリニック近くにあるスターバックスでバナナンアーモンドミルクフラペチーノをテイクアウトして、デザートにしました。

どちらも美味しく頂きました。

 

いつにも増して、とっ散らかったブログですが、、、診察室では、早く適切にご診察できるよう頑張ります。
でも、患者さまをお待たせしないようにすると早口になったり、言葉遣いか雑になったり、、、難しいですね。

日々反省し、前に進みます。

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。

診察室でもお会いできますように。