2022/01/20
皆さま、明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いします。
年末年始はゆっくりされましたか。
わたしですか?寝正月だったかな?ADの皮疹が悪化しています。
おかげで、ちょっと?(更に?)ぽっちゃりしてしまいましたが、よく休めたので診察頑張ります。
さて、1月8日土曜日、1月9日日曜日2日間にわたって日本皮膚科学会の研修講習会を受講させて頂きました。
8日は「最近の話題とこれからの皮膚科」、9日は「水疱症と膿疱症」がテーマでした。
1日1時間を4コマ、休憩時間が3分(土曜日)、5分(日曜日)となかなかハードな講習会でしたが、日常出会う頻少ない疾患についての基本的な事柄から最新の情報まで聴けるのでありがたい講習会でした。
神戸大学の久保先生のご講演は、学会や講演会で何回も拝聴して感銘を受けているご講演ですが、今回は日皮会の講習会という形でも拝聴できて、より理解が深まりました。
一つ、久保先生のご講演から。
首や腋にできる小さな垂れ下がるイボー私達はskin tagやアクロコルドンと呼んでいますがーは、皮膚の角化細胞の良性腫瘍、脂漏性角化症と同じ変異があると遺伝子解析で分かった、ということを教えて頂きました。日常でもよく出会う首イボですが、皮膚の線維成分が増えただけなのか、皮膚の角化細胞の増殖なのか自分の中でイマイチはっきりしなかったのですが、どうやら脂漏性角化症で良さそうということです。できる場所(上眼瞼、首、腋窩など)によって、二次的に間質が増え垂れ下がるのではないか、というご推察でした。
なーんだ、治療には関係ないじゃん!っていうお声もごもっともですが、また一つ教えて頂き、理解が深まり、患者さんのご説明時に確かなことをお伝えできて良かったなと思います。
チョキチョキ切るとか液体窒素で凍らせる以外にレーザー治療とかできるといいなぁ。
さて、長々と失礼いたしました。
新年早々、独言ブログがこんな感じだとなんだか診察もダラダラしてしまいそうですが、皆さまを(なるべく)お待たせしないよう、とみよし皮膚科クリニック一丸となりチャキチャキ?と進む診察させて頂きたいです。
では。
今年も一年、よろしくお願いいたします。