扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
扁桃周囲炎・扁桃周囲膿瘍
症状
通常、のどの痛みから始まり、半日から一日で急に悪化します。食べ物が食べられない、睡液が飲み込めないなどのつらい症状が起こり、多くは片側で非常に強く感じます。また、高熱が出ることも多く、関節痛や頭痛が起こることもあります。
原因
かぜの原因であるウイルスや細菌が、扁桃腺に感染して炎症を起こし、さらに、その炎症が扁桃腺の周辺へと広がることで、のど全体が腫れていきます。強い炎症が起きた場合になります。
当院での治療
炎症が軽ければ抗菌剤の内服のみで治りますが、多くの場合は、抗菌剤の点滴を行う必要があります。
また、この炎症の強い状態が続くと、扁桃周囲膿瘍といって扁桃腺の外側に膿がたまる状態になることも。そうなると、たまった膿を抜く必要があり、市民病院などに入院して治療を受けて頂くことになります。
生活上、気をつけていただくこと
痛くて食べられない場合もありますので、脱水状態にならないよう、まめに水分を摂取するようにして下さい。
また、何度もこの病気になるようでしたら、扁桃腺を取る手術を検討します。